オークリー アウトレットこの投票では過半数を獲得した候補者が1人もおらず、上位2名で決戦投票をすることになりました!上位2名の内訳は、1位が自由と公正党所属のムハンマド・モルシ氏（ムルシーなどと記述されることも）!2位が、元空軍将校で政党無所属のアフマド・シャフィク氏です!シャフィク氏は政党無所属ですが元軍人であり、バックには軍がついています!決戦投票は6月16日と17日に行われ、モルシ候補が約52％の票を獲得して、僅差で勝利!モルシ氏が革命後初のエジプト大統領に就くことになりました!これで議会の第1党と大統領の座を自由と公正党が手に入れたことになります!エジプトは宗教色の強いイスラム教国家として生まれ変わったと見ることもできるでしょう!
消えない軍の影響しかし、自由と公正党の思い通りにはいきません!6月末現在、軍最高評議会が権力を完全に移譲していない状態にあります!かつ、大統領決定前に軍最高評議会は「議会の選挙は違法であった」という申し立てを最高裁に行い、それが受理されてしまいました!結果として、6月中旬に下院はあっさりと解散させられます!革命後初の民主的選挙として重要は意味を持って行われた下院選挙ですが、あっという間に下院は消滅!（ところで、エジプト軍は単なる「軍隊」ではありません!軍でありながら、国の経済の3分の1を経営しているといわれる、「軍であると同時に財閥」である存在です!
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その経営は国のあらゆる産業にわたり、市民に身近な街のパン屋すら軍が経営しています）大統領選が終わり、軍最高評議会は「6月末までに権力を移譲する」と宣言していますが、どこまで約束通り行われるかわかりません!下院が解散された後、替わりに「国防評議会」という機関が設置され、ここに立法権が移りました!この機関のメンバーは大統領も入っていますが、軍人が過半数を占めています!つまり、事実上立法権は軍部に移っています!昨年暮れから今年初めにかけて行われた民主的選挙は、これで有名無実化!これを見てもわかるように、軍部はムバラク後の暫定政権に留まらず、これからもエジプトを統治していく気なのでしょう!
今後はモルシ大統領率いるイスラム勢力との対立がさらに激化すると想像されます!ムバラクは大統領の座から引きずりおろされ、すでに終身刑も宣告されました!しかし、エジプトが向かう先はいまだ判然としません!